何にもしなかった日曜日
土曜日は、久しぶりに彼氏と後楽園で遊んだ。
そういうことに慣れてしまうと、「遊ぶために生きていたいなぁ」なんて甘すぎることを考えてしまう。。
遊び疲れて、昼に目覚めた日曜日。
目玉焼きを焼いてパンを焼いて朝食を食べるけど、食べ終わるとなんだか寂しくなってしまう。活動するためのエネルギーは摂取したはずなのに、あっ、目玉焼き1個じゃ足りなかったなぁ、2個焼けばよかったなぁとか(この日はいつもより上手に焼けたのだ)、どうでもいいこと考えながらリビングのカーペットをゴロゴロする。
親が起きてきたので、そろそろ出かけようかと思い、昨日の荷物が入ったままのリュックサックを背負って出かける。中には、パソコンと、玉手箱というwebテストの問題集と、サイコパスに関する新書が入っている。
今日は雨で肌寒い。
外に出かける気にもならないので、マンションのロビー階にあるダイニングサロンで時を過ごすことにした。
ダイニングサロンは、割とクラシカルな内装で、迎賓館を落ち着かせたような感じ。
応接間にでも置くような立派なソファに座り、サイコパスの本を読んだ。
・・・眠くなった。
今日はユニクロのパーカーを着ていたんだけど、フードが深めなのが、この場合はちょどいい。フードをかぶると、鼻の上あたりまで隠れるので、ほとんどアイマスクの代わりになるのだ。
まるで夜行バスにでも乗るような気分。
立派なソファに身を委ね、柔らかい眠りの世界へと落ちていく。
今日は10時間も寝たのに、まだ眠れるというから不思議だ。
やることのない人間は、とことん食事と睡眠に多くのエネルギーを割いてしまうものだのだろう。
2時間ほどで目覚めると、先ほど私一人しかいなかったサロンに、中学受験の勉強中と思しき親子がいた。
アメリカ政府の話をしていた。
父「トランプ大統領の娘のイヴァンカさんは知っているよね」
子「うん」
父「イヴァンカさんとその旦那もユダヤ教なんだよ。ユダヤ教はイスラム教とすごく仲が悪いから、トランプ大統領はイスラム教徒を排斥してるんだ」
子「えー、それって個人の意見じゃん!」
そりゃそうだ。。
私は再びサイコパスの本を読み始めた。
就活とか、研究とか、いろんなことから逃げている。
そういう時に、アカデミックな本を読むのは楽しい。
夕方には家に戻って、30分ほどランニングをした。
桜は散り始めているけど、相変わらず千鳥ヶ淵には人が集まっている。
夕飯の後、母親にジャガイモを茹でてもらって3個も食べてしまった。
そんな、くだらない日曜日でした。